▼最近知った、認識誤りについて
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などなど、記載していく予定です。
▼最近知った、認識誤りについて
報・連・相(ほう・れん・そう)はビジネス上はよく聞く言葉だが、
普段は、チームの連携や社内連携など、
上長や部下のコミュニケーション、
または幅広い情報連携を視野に、
コミュニケーション不足を解消すべく使われる言葉だったりする。
当然、対象は人であるため、
機械やネットワークのように、
個々がただただ何も考えずに、
知りえた情報を報告すればいいというものでもないだろうし、
そこそこ背景や、関係性、責任の範疇を考慮すべきで、
ちょうどいい塩梅というのは難しいものではあるが、
重要なキーワードと言える。
ただ、
最近拝見した記事に、
使い方が誤っているという主旨の記事があったので調べてみることにした。
そもそも。。。
報・連・相は、
1982年に山種証券社長の山崎富治が社内キャンペーンで始めたことが広く知られているらしい。
内容としてはこうである。
①報告 : 部下が上司の指示に取り組みつつ、途中経過を報告すること
②連絡 : 自分の意見や憶測を含めない関係者への状況報告
③相談 : 自分だけで業務上の判断が困難なとき、上司に意見をきくこと
そして、この社内キャンペーンの意図は、
『管理職が「イヤな情報、喜ばしくないデータ」を遠ざけず、問題点を積極的に改善していくことで、
生え抜きでない社員や末端社員であっても容易に報告・連絡・相談が行える風通しの良い職場環境をつくるための手段として報連相を勧めた』
ということのようだ。
つまり。。。
報・連・相を「部下からの自発的な情報伝達を習慣的に行わせるためのしつけ」として伝えたわけではなく、
報・連・相ができる風通しのよい環境をつくることのできる管理職を育てることが前提にあったわけだ。
管理職として部下に報・連・相そのものを教えこむ必要はあると思うが、
だいぶウェルカムな上司、話しやすい部署の環境をつくる必要があるのではないか。
部下(生え抜きでない社員や末端社員)の育成には、
かなりの労力や我慢(ストレス)が必要になる可能性はあり、
小生も今までかなり苦労してきたものだが。。。
そうなってくると
管理職育成そのものがそう簡単ではなさそうに思えてくる。
できれば、
尊敬でき、お手本にすべき管理職に出会いたいものだが、
ただただ年功序列で管理職に昇格させたりすると、
不幸な部下が増え続ける可能性もあり、
会社の人事、育成は、もっと時間と労力をかけて取り組むべき課題なんだろう。
社員の人生がかかっているだけに、
なかなか悩ましい問題であることを再認識したところである。