▼10/1の東証売買停止のNewsより
いろいろ調べてみた。
日々のできごとから
・思うこと
・参考になること
・調べた結果
などなど、記載していく予定です。
▼10/1の東証売買停止のNewsより
いろいろ調べてみた。
東証のシステムと言えば、富士通である。
富士通と東証が共同開発した株式売買システム「arrowhead(アローヘッド)」は、
2006年から開発を開始し、2010年にリリースしたシステムで、
2000年頃より、個人投資家による株式取引が増えてきた背景から、
より安全で、安定した、高速処理システムを開発したことで有名である。
開発前のシステムでは証券会社の注文を受けてから受付通知を出すまで2~3秒要した処理を、
0.002秒に短縮したと報道されており、日本の証券取引の最前線を支えたシステムと言える。
その後、2015年から開発(刷新)した後継システムは、
「Never Stop!(絶対に止まらない)」を旗印に、
東証のグローバル市場での重要性を踏まえ、より信頼性の高い運用を目指してきたという。
この刷新されたシステムは、昨年(2019年)の11月に公開された。
富士通のサーバーで構成され、情報配信時間の短縮など処理能力が高く、
障害発生時にも瞬時でサーバーの切り替えができるというものだった。
10月1日のニュースでは、
「東証を傘下に持つ日本取引所(JPX)の横山隆介・最高情報責任者(CIO)は原因について、
約350台のサーバーの一つに故障が発生し、
バックアップシステムへの切り替えも正常に行われなかったと説明した。
富士通には早期に解析を進めるよう依頼しているという。」
とのことであるため、最終的な結果については報告を待ちたいが、
さて、
なぜ障害発生時のサーバー切り替えができなかったのだろうか。
こういう障害対応テストはきちんと成され、
評価されてきたのだろうか。
(つづく)